■戸田市議会に提出された「請願書」
 「とだ九条の会」は2006年2月2日、戸田市議会議長に対し、再び戦争する国にしてはならないとの多くの市民の平和への願いを体して、市議会で「憲法九条の改悪に反対する決議をしてほしい旨の請願書」を提出しました。
 提出に先立ち、市議会全会派に紹介議員になってほしい旨の要請をしたところ、残念ながら日本共産党を除く会派の了承が得られませんでした。
 当日は、代表として高柳美知子さん、畔上正雄さん、丸山利男さんが市議会事務局を訪問、議長不在のため、事務局・石塚氏に説明、手渡しました。
 同時に、一昨年6月、「九条の会」が発表した「アピール」が掲載されたパンフレットを全議員に配布していただくよう要請しました(その後開かれた定例議会で全議員に配布されたとのことです)。


戸田市議会議長
栗原隆司 殿
「憲法九条の改悪に反対する決議」
をしてほしい旨の請願書
<請願趣旨>
 いま、憲法九条を変えて、日本を再び戦争にする国にしようという動きが急速に強まっています。
 五千万人を超える人命を奪った第二次世界大戦、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、国際紛争の解決に武力を使うべきではないという教訓を導きだした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。
 ニ〇〇四年六月、改憲の動きを危惧する井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子(敬称略)ら九名の著名な学者、作家など文化人が「九条の会」を結成、「アピール」を発表しました(資料添付)。「アピール」は「日本と世界の平和の未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、改憲のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めよう」と訴えています。
 いま、全国で「アピール」に賛同して、思想・信条の違いを超え、地域や職場、諸団体で四千を超える「九条の会」が結成され、戸田でも、ニ〇〇五年四月、八十名余の市民の呼びかけで「とだ九条の会」が結成されました。
 世界でも、国連憲章にもとづく世界の平和をきずく上で、憲法九条は高く評価されています。まさに、日本の宝、世界の宝です。
 戸田市議会が「再び戦争する国にしてはならない」との多くの市民の平和の願いを体して、「憲法九条の改悪に反対する決議」をされ、国会(衆・参両議長)に送付されるよう請願致します。
   ニ〇〇六年一月二十四日
紹介議員
請願者   「とだ九条の会」代表  高柳美知子
戸田市下前2-1-35-207
ページのトップに戻る 活動報告に戻る
inserted by FC2 system